歯科医

2001年2月8日
 今日は、生化学実習最終日。
タイトルは、「アルカリホスファターゼの阻害に関する実験」。
明日は実習で学んだことに関するテスト。
 ……なのだが昨晩は歯、肩、頭が痛くて、よく眠れず、実習中は痛みと眠気で、まったく集中できなかった。

 昨日のところとは、別の歯科医院に電話をしたところ、なんとか空いている時間があるとのこと。
で、行ってみる。

 初めていく歯科医なので、保険証を持っていく。
保険証を受付にわたすと、アンケートのようなものをわたされた。
待ってる間に書いてほしいとのことだった。
最初の質問は、どういう症状か?といったものだった。
歯が痛い、虫歯がある、歯茎がはれている、等などに丸を打つようになっている。
恐らく虫歯だろうとは思っていたが、確実にそうだといえるわけではないので、”歯が痛い”にだけ丸をつけた。
親不知が変な生え方をしてるからかもしれないし……。

 で、僕の番がきて名前を呼ばれたので、診察室にはいる。
看護婦さん……じゃなかった、歯科衛生士さんに診察台に座るように言われる。
おとなしく座って、歯科医の登場をまつ。
診察台は二つあり、歯科医はもうひとつの診察台の患者さんの方を診察している。
ちょっとして、歯科医が登場する。
さっきのアンケートをもって。
歯が痛い、か。
かすかに笑っているような気がする。
だって、歯が痛いのは事実だし、虫歯かどうかなんてわからないんだから!
まぁ、それはいいとして、診察をうける。
どうやら、親不知が虫歯になっているようだ。
どうも、親不知だけ他の歯よりも背が低くなっているようだ。
ただでさえ一番奥で磨きにくい位置にあるのに、その手前の歯よりも一段低くなってるせいで、きちんと歯が磨けなかったせいだろう、とのことだ。
「穴があいてるのはしってた?」
「まぁ、うすうすは……」
親不知に穴があいており、神経のある層まで露出しているそうだ。
それからレントゲンを撮った。
これからの治療法をどうするかを決定するために。
歯科医は、レントゲンをみてから僕に二つの選択を迫る。
親不知を抜いてしまうか、親不知の神経を抜いてしまうか。
もし、親不知自体を抜いてしまうなら、上下セットで抜かなければいけない、とのことだった(僕の親不知は上下左右ともに生えそろっている)。
というのも、下だけ抜くと上の親不知が伸びてきて、他の歯にあたってしまいかみ合わせが悪くなってあごを悪くする可能性があるからだ。
神経を抜くだけの場合は、後でまた問題が出てくる可能性があるらしい。
だが、それでも僕は神経を抜く方を選んだ。
歯自体を抜くのって痛そうだし。

 そして、神経を抜く手術(?)が始まった。
まずは、麻酔をする。
歯茎に注射をするのだ。
針を歯茎にさし、内容物をおくり込む。
「親不知は麻酔が効きにくいから、ちょっと多めにうつよ」
「あああ……(口をあけているためしゃべれない)」
「歯並びが欧米人チックやな。日本人より欧米の人の方が、歯幅が狭い」
「あああ……(そうなんですか、といいたいけど口をあけているためしゃべれない)」
「通販でアメリカから歯型を買っても、日本人とは合わない」
「?!あああ……(通販で歯型ってなんですか?しかもアメリカからって、と聞きたいのだが口をあけているためしゃべれない)」
「じゃぁ、麻酔が効き始めるまで待っててな」
そう言い残すと、もう一人の患者さんの方にいく。
通販で歯型、という謎を残したまま。
帰ってきたら早速神経を抜く作業に入った。
麻酔のためまったく痛みは無い。

 そんなこんなで神経を抜き終わり、診察終了。
最後に、麻酔が切れたら痛みがあるかもしれないので、とその時用の痛み止めを出してもらった。
まだ完全に神経が抜き取れたわけじゃないので、また来てください、とのことだった。
次は、火曜日の5時15分から。

 小児歯科も看板にあがっているので、子供を相手にすることも多いためか、気さくな感じで不安を取り除くのがうまい先生だった。
でも、神経抜いてる時に歯科衛生士に、
「そっちじゃない。こっちだ」
等と注意していたので、ちょっと不安になった。
新米の歯科衛生士だったのだろうか。

今日の後味の悪い川柳
”バイキング ならんでいるのは 飯ばかり”
シュールなだけで、別に後味は悪くないな……。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年5月  >>
27282930123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

日記内を検索