文章読本

2000年9月15日
 最近は様々な事柄に関するハウツー本があるが、昔からあって今もなお出版され続けているものといえば、「文章の書き方」系だろう。
本屋で見かけて、すこし立ち読みしてみると読みやすくて分かりやすそうなのがあったので一冊買ってみた。
 その本は、一つのテーマ毎に一ページで完結となっていた。
目次をみて気になるテーマを一ページだけ読むというような読み方もでき、手軽な感じが良い。

 そのテーマの中に、「句点(。)は文の終わりに打つ」というのがあった。
思わず「おいおい、いくらなんでもそれしらない奴はいないだろう」などと心の中でつっこみをいれたが、案外句点の打ちかたも奥が深かった。
普通の文章で、間違えるわけはないのだが、「」がある時の決まりはややこしい。

 「」の前後に文があるときは、「」の後ろに句点が必要というのを知らなかった。
例文をあげてみる。

 奴は言った。「金貸してくんねぇか」。
 「1万円貸してくれるなら、5千円貸してやるぞ」。俺はそう言ってやった。
 (もちろん、その本にあった例文はこんなのではなかった)

 あと「」の中の文章の最後に、句点をつけるのは昔の方法で、今はつけないというのも知った。
同じく例文をあげて説明する。

 「じゃぁ、誰かに1万円借りてくるよ」
 (こんな例が本にあったわけじゃない)

 というのが正しく

 「気前良く1万円貸してやりたいが、俺も金がないからな。」
 (シュールな会話だが、特に落ちはない。だって、ただの例文だもん)

 というのは以前は使われていたが今は使わないらしい。

 うーむ、日本語とは難しいものだな。

 今日の後味の悪い川柳
”最愛の 息子が今は まなむすめ”

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